PI Serverには、以下の機能が搭載されています。
データの格納、整理、およびコンテキスト化
PI Serverは、センサーベースのデータの収集、統合、整理、およびコンテキスト化にData Archiveと Asset Frameworkの2つのコンポーネントを活用しています。Data Archiveは、オリジナルデータの精度を保ちながら、1秒間に何百万のタグと何千もの値を格納できます。PI Serverでは、数十年分のデータやペタバイト級のデータをオンラインで利用することができるため、どんなに古いデータでもすべてのデータを必要なときに利用できます。
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今日のビジネスにおいては、日々膨大な量のデータが生み出されており、必要な情報をそこから見つけるのは容易ではありません。
Asset Framework(AF)は、以下のようにしてストリーミングデータを情報へと変換し、情報の検索と共有を容易にいたします。
- データ間の関連性を定義することで理解を深めると共に、関連情報に容易にアクセスできるようにいたします。
- データにメタデータを追加します。
- テンプレート機能を使って既存の構造を新しい設備/アセットに適用し、組織全体にわたって一貫性を確保し、迅速な展開を可能にいたします。
AFにより、情報が直感的に理解できる形式に整理され、必要な情報がすべて一目で見つかるようになります。
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データの演算と精緻化
企業は単に生のセンサーデータを活用できるようになるだけで、莫大な価値を創造できる可能性があります。しかし、生データをリアルタイムに処理することで、さらにビジネスに革新的な洞察をもたらし、意思決定力を高めることができます。
PI Serverの一連の演算ツール[Totalizers、Performance Equations、Steam Tables、Advanced Computing Engine、Asset Analytics]により、単純な平均値や合計を求めるだけでなく、高度なプログラム演算に至るまであらゆる演算を実行できるため、生データの精緻化、KPIの演算そして業務に関する価値ある情報を集約することができます。
PI Serverの演算ツールでは例えば以下を実行することができます。
- 情報をコンテキスト化できます。燃料の総残量を示す代わりに、現在の生産量であれば燃料残量が6日分は十分にあるということを示します。
- あるアセットに対する標準演算式をテンプレート化し、設備全体のすべての類似アセットに展開いたします。
- エネルギーと熱の活用量を演算してピーク時の活用量を最適化し、運用コストを削減いたします。
- 油井などの設備に対し、ロールアップ演算を実行して生産性に関する洞察を得ることができます。
- 設備の効率性を演算して現場スタッフのプロセス改善を支援いたします。
- 履歴データを使って新しい計算値を検証し、アルゴリズムが意図したとおりに動作することを確認いたします。
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イベントの特定と分析
シフト、バッチ、生産抑制、設備の起動、およびグレードの変更はビジネスの重要なイベントですが、これらはコンテキストを伴った分析や類似イベントとの比較により、さらに深いイベントの理解につながります。Event FramesとBatch機能により、イベントというコンテキストをもってデータの特定と分析ができるようになります。データをイベントという切り口で捉えることで、アセットを同一条件での比較、生産をリアルタイムにて最適化、あるいは根本原因を分析、一貫性の確保など、設備全体にわたってベストプラクティスを適用することができます。
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ユーザーへのアラートと通知
業務およびプロセスにおける逸脱は多額のコストを招く可能性があるため、迅速に検出して対応することが重要です。Notificationsは、PI Serverのデータ、バッチ、およびイベントをリアルタイムにモニタリングし、逸脱を即座に検出してユーザーに知らせます。Notificationsは、問題についてユーザーに知らせるだけでなく、アラートにFAQやベストプラクティス、PI Clientディスプレイ、現在のデータ値やその他様々なリンクを含めることで、問題を解決するのに必要な情報をユーザーに提供します。アラートが確認される際に、Notificationsは確認者のコメントを記録することができるので、数か月あるいは数年経過した後でも未来のユーザーや監査担当者に業務上の知識や洞察が受け継がれていきます。
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保護と可用性
データは重要なビジネスアセットです。PI Serverは、ミッションクリティカルシステムとして動作するよう設計され、データを保護して情報の可用性を確保します。PI Serverには、データの整合性を保護するために、データに影響するあらゆる変更について、その変更者、変更対象、および変更日時を記録するAudit Trailが組み込まれています。Audit Trailは、US FDA 21 CFR part 11などの厳格な業界電子報告要件、米国環境保護庁(EPA)やその他の品質監督機関によって課される要件をサポートしています。PI Serverには、お客様のITネットワークの保護を支援するために、ITインフラストラクチャのモニタリング用の一連のインターフェイスが用意されています。PI Interfaces for System Monitoringにより、パフォーマンスに影響を与える可能性がある異常や逸脱を事前に検出することができ、システム管理者は、ネットワークパフォーマンスに関するリアルタイムまたは過去の履歴データを活用して問題をトラブルシューティングできます。
OSIsoftでは、災害復旧要件またはfive 9s(ファイブナイン:99.999%の可用性)要件を抱えるユーザー向けに、PI Server用のアドオンであるHigh Availabilityを提供しています。High Availabilityは、標準の非耐障害性ハードウェアを活用して、データの収集の継続、格納、および可用性を保証する動的フェールオーバーと冗長信頼性を提供します。High Availabilityは他に比類のない機能で、生データだけでなくメタデータや演算式に至るまであらゆるものを保護し、ハードウェアスワップやマシンアップデートなどのシステム管理作業をユーザーが気にかける必要性をなくし、継続的に情報を利用できるようにします。また、High Availability機能を使えばある地域で災害が発生した場合にも災害対策本部にデータを提供できます。PI Serverがあれば、データはミッションクリティカルなビジネスリソースとなります。
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